急性期病院の心臓部ともいえる手術部を客観的に分析し、より多くの手術を行っていくことは、経営を考えるうえで欠かせません。手術部を改善するためにまず必要なのは、現状を客観的に把握すること。「手術分析機能」では、「手術稼働率」や「手術室運用」などの分析が可能です。手術室の分析から、安全かつ効率的な手術部の運営を実現します。
手術室の稼働状況を可視化します。曜日別、部屋別に稼働の違いや変動はないか、午前中と午後の稼働の変動はどうか、手術室の枠を改善するためには、外来も調整する必要があります。外来分析も合わせて病院の「心臓部」のより良い運営改善を行うことが必要です。
件数分析手術室一室あたりの手術件数のベンチマークにより、適正件数の目標を立てます。
稼働・運用効率現状の稼働状況、手術室運営上のキーポイント(TATなど)を分析し、ボトルネックを洗い出します。
手術枠と外来枠手術枠を改善するためには外来の検討も必須です。両者を合わせて分析し、手術をもう1件増やす策を検討します。
台帳可視化日別に稼働状況を可視化し、より詳細な検証を行います。
朝のスタート、午前と午後の違い、昼の落ち込み、17時以降の稼働、これらの基本項目をチェックし、改善ポイントを明確にします。
朝一番の入室が遅い診療科の要因はなにか、17時以降まで手術を行う診療科の特徴は何か、運営上のキーとなるポイント分析です。
1 件の手術時間を詳細に分析します。特に入室から執刀開始までの時間が他病院より長い場合、スタッフ全員での改善が必要です。